オーストリア: 子供たちに微笑をもたらしたリビング・バリュー
エルビア ステインウェンダーさん、オーストリア エクマン小学校教師からの報告:
1999年12月、5クラスの生徒(訳100名)が、プログラムに参加しました。活動の標語は、“いつもと違うクリスマスにむけて...ミレニアムに込める願い”でした。子供たちは、一緒に30メートルの長さのアジア風の“龍”を作りました。子供たち一人一人、生徒一人一人が新年の“龍”にそれぞれの願いを書き込みました。“龍”は校庭に飾られ、これとは別に子供たち手作りの風船が放たれました。風船には各クラスの願いが書かれた小さな手紙が添えられていました。各クラスの願いは、健康、平和、互いに仲良く、公害のないこと、といったように限りない願いであったことは、印象的なことでした。そして、一番多かった願いは、戦争がないように、というものでした。
数週間前、私は子供にあることをきちんとやるように促しました。その子は、「私はできない」と繰り返し言いました。私は、あなたにできることは知っているわ、と答えました。「できるという自信を持つことが必要です」そう付け加えました。それにもかかわらず、うまくいきませんでした。するともう一人の生徒がこう言ったのです。「先生の言うとおりよ。昨日、私はできないと思っていたの。でもやってみたら、うまくいったのよ。」 毎日、リビング・バリューを行っていることで、とてもすばらしい場面に出会えます。毎日新しいチャンスがあります。朝の子供たちの笑顔、同僚たちとの愛情あふれる会話など、すばらしいことばかりです。