リビング・バリューの始まり
リビング・バリューは、1995年、ブラーマ・クマリスによって始められた国連50周年を記念する国際プロジェクトから育ちました。
「より良い世界のための私たちの価値の分かち合い」と呼ばれたこのプロジェクトは、12の不変的な価値に焦点を当てました。プロジェクトが掲げた主要テーマは、国連憲章序文から引用されています。
-- “人間の基本的権利と人間の尊厳と価値への信頼を再び確かなものにする。” -- リビング・バリュー ガイドブックが「より良い世界のための私たちの価値の分かち合い」プロジェクトの一部として作られました。このガイドブックには、12の中心的価値についてのステートメントを提供し、ポジティブな変化を作り出し、それを維持するための考え方を提供するもので、教室の生徒向けのバリュー・アクティビティが多少含まれていました。改めて従来の教科構成を振り返ってみると、リビング・バリュー・イニシアティブ
への必要性が改めて高まってきました。
リビング・バリュー・イニシアティブは1996年8月、ニューヨーク、ユニセフ本部に世界中から12人の教育関係者が集まり、子供たちが何を求めているか、価値について考えてきた自分たちの経験、生涯学習のために価値をどのように組み込めるか、などについて話しう中で生まれました。
リビング・バリュー ガイドブック と“子供たちの権利についての対話”を基本的な枠組みとして使うことで、世界の教育関係者たちは、世界全体のために -- 先進国であろうと、発展途上国であろうと -- 価値に基礎を置いた教育が重要であることを認識し、リビング・バリューの目的に同意をしたのです。
リビング・バリュー教育者向けキットは有効性確認のためのテスト用として1997年3月に配布され、その年の春の終わり頃までに40ヶ国、220の場所で試験的に実施されました。その後正式配布され、現在では、64ヶ国、1800ヵ所で利用されるようになりました。
『リビング・バリュー』国際事務所
Living Values: An Educational Program
Office for the United Nations,
866 UN Plaza, Suite 436, New York, NY 10017 USA
Fax: (212) 504 2798